マンション選びは、人選び

2011-08-25

不動産会社の担当者は、購入者の思い描いた生活を実現してくれるようなマンションを企画する、いうなれば購入者の代理人である。買う人が求めるライフスタイルと同じような感覚や価値観を持たない人が担当し企画したマンションは、どれほど立地がすばらしくても、どれほど建築工事費にカネをかけていようとも、魅力的なものに映るはずがない。マンションを設計する建築家にしても、やはり買ってそこに住む人が思い描いたものよりもワンランク上のマンション像を図面に表現してくれる立場を担っているはずだ。デザインのセンスについてはもちろんのこと、各部屋に求める快適性というものは、購入者の代理人である不動産会社の担当者が細かに指摘しなくても、期待以上のものを提案してくれる人でないことには、やはり買った人が満足できるような建物は得られない。施工会社にしても同じことだ。完成したマンションを見学して、この建物は丹念に造られているな、と感じられるものに出会えたら、それはその建物を建てた施工会社だからこそ、そしてその現場を担当した現場所長がいたからこそ実現できた建物なのである。自分と同じような価値観を持った不動産会社の担当者、さらに一段上の生活を図面に描いて提案できるような建築家、そして両者の思いを実現させようという意欲と技術を持った現場所長の三者が出会ったとき、その人にとってはまさに「買い」のマンションができあがるのである。つまりマンション選びも、注文住宅を建てるのと同様に、人選びなのだ。