常時、一四〇〇万台程度のクルマが走っていると推定されているが、移動したクルマは、必ずどこかへ停まらなければならない。しかし、ここで駐車場の難しい点は、目的地から離れてしまっては、用をなさないということだ。通常、目的地から二〇〇メートル以上離れたら利用されない。ドンピシャの場所に必要な数だけの駐車場がなければならない。これを成し遂げるには、並大抵のことではない。現実に、六大都市周辺だけで、常に平均三〇〇万台のクルマが路上駐車されていると言われている。しかし、幹線道路にクルマを置くというのは犯罪行為である。毎年、約一〇〇〇人が、駐車関連の事故にあって死亡している。そのうちの四割近くのドライバーが、駐車中のクルマにぶつかって亡くなっているのだ。路上駐車しているクルマが一台もなかったら、四〇〇人近くの人が死なずにすんだのである。