乗り物酔いのメカニズムについて

2011-12-09

乗り物酔いのメカニズムについて調べてみましょう。酔いやすい乗り物が違っても、その症状は共通しています。典型的な症状としては、のど元にこみあげてくる気持ちの悪さ、生つば、冷や汗、頭痛、はき気、おう吐、顔色が青くなる、といったところですが、ときには呼吸が不規則になり、思考力が低下してきます。これらの症状はどうして起きるのでしょうか。まず、体に伝わった振動は、中耳よりさらに奥まった内耳、正確には内耳にある三半規管と耳石器管を刺激します。

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これらの器官は二つがいっしょになって、動揺時の体の位置を脳に伝える役目をしています。ほかに体のバランスを知らせる働きをしているものには、眼の調節等による知覚の調節等があります。目を閉じて両足をそろえて立つとフラフラするのは、眼の調節等による情報が断たれてしまうためです。これらの平衡調節の器官はお互い体の位置に関する情報を伝達し合って、体を元の正常な位置に戻そうと努力しています。だが、動揺によって多くの情報を平衡器官が伝えるようになると関連している自律神経が刺激を受けて興奮状態になり、その興奮度がさらに進み自律神経の中でも交感神経が著しく興奮するようになると、乗り物酔いのいろいろな症状が現われてくるのです。つまり、乗り物酔いは体を正常に保つための機能が働いた結果起こるもので、逆から考えればそれだけ健康であるといえるかもしれませんね。