サッシの性能が上がると、さらに壁に大量の結露か発生しました。北海道ばかりではありません。エアコンの普及とエネルギー効率の点から、全国的に気密性の高い住宅が求められるようになると、まったく同じような問題が日本中どこでも起こったのです。こうして健康的であるべき住まい環境はカビやダニだらけとなり、アレルギーや慢性的な作調不良を引き起こしたのです。その大元の原因が結露や外気に面した室内側の壁における高湿化で、その結露や高湿化を起こす原因がコンクリート建築では内断熱にあり、木造住宅では断熱不良によることは明らかなのですが、この問題は残念ながら現在にいたっても完全には解決されていません。(1)住まいの結露がなぜできるのか、(2)なぜ内断熱マンションでは結露ができやすいのか、ということについては後で詳しく考えますが、日本ではこの(1)の結露の基本的な原因すら追究されることなく、構造的にどうしても結露を引き起こす内断熱マンションへの疑問も起こりませんでした。