発売されている美白化粧品

2011-06-17

表皮の目的は組織の密な角質層という壁を維持することです。では、なぜ壁が必要なのでしょうか。紫外線や寒気や乾気やほこりを防ぐ目的もあるでしょう。しかし、それ以上に重要な壁の目的は、外部からの物質の侵入を防ぐことです。たとえば、美白剤という名称は美しいけれども、実際は漂白剤(フリーチンク剤)あるいは還元剤である成分があります。これらの成分は表皮の奥深くに浸透しなければ効果を発揮しません。しかし、表皮のバリアという健全なしくみは、その侵入を拒みます。「じゃあ、美白できないじゃないの?」と疑問に思う人もいるでしょう。現在、発売されている美白化粧品は、表皮のバリア(壁)をこわして、美白剤という名の漂白剤を浸透させているのです。
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漂白剤でくり返し洗った下着がボロボロになってしまった経験をされた方も多いでしょう。皮膚に使う漂白剤は良質なのだと主張しても、しょせん漂白剤は還元剤か酸化剤という化学物質でしかありません。2001(平13)年から化粧品は全成分を表示するようになりましたが、それ以前は危険だから使用が禁止されていた漂白剤・ハイドロキノンが使えるようになりました。とても良質だ、安全だとはいえない状態です。また、脳や心臓と違って、皮膚は再生できるから傷めてもかまわないという人もいますが、毎日、何年も慢性的に傷めていたらやがて皮膚が耐えられなくなるときがきます。いかに真っ白く見えても皮膚は不健康になって当然でしょう。生気のない白い顔。こういう皮膚を僕は気持ち悪くて少しもきれいだとは思いません。現実には化粧品に配合された合成ポリマーというツヤ出し剤でごまかすことはできますが、このごまかしを何年も続けることはできません。
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