偽痛風は痛風によく似た症状で急性の関節症が起こりますが、その原因は関節軟骨が石灰化することにあり、「関節軟骨石灰化症」と呼ばれています。高齢の女性に多く、症状が痛風とよく似ていることから「偽痛風」と呼ばれています。すでに述べましたように痛風は足の指など小さな関節から発症することが多いのですが、偽痛風はひざや足首、あるいは肩など比較的大きな関節に発症するのが特徴です。関節軟骨が石灰化されるのは、ピロリン酸とカルシウムの結合物が関節内の軟骨に沈着するからです。通常、ピロリン酸は体内のさまざまな代謝作用でつくられますが、肝臓などで分解されてしまいます。ところが高齢になって肝臓の働きが衰えてくると、分解されなかったピロリン酸が血液中のカルシウムと結合してピロリン酸カルシウムの結晶となり、関節軟骨などの組織に沈着するわけです。このように発症の仕組みは痛風とよく似ていますが、痛風の原因になる尿酸結晶と偽痛風の原因となるピロリン酸カルシウムの結晶は、その形や光の屈折の仕方が異なるので、関節液を顕微鏡で調べれば、ちがいはすぐに判別できます。また、レントゲン写真で半月板や関節軟骨に石灰化か認められるかどうかでも確認できます。偽痛風の場合には、激しい関節症とともに全身に熱が出ることもあります。しかし、それ以外には特別な症状はありません。たとえば、ピロリン酸カルシウムがほかの臓器に沈着することはありませんから、痛風のように合併症の心配はありません。ところが逆に、糖尿病や痛風あるいは高血圧といった病気があると、偽痛風を引き起こすことがあります。それは、糖尿病や高血圧の場合は軟骨組織に石灰化が起こりやすいからであり、痛風の原因である尿酸結晶と偽痛風の原因となるピロリン酸カルシウム結晶とも関係していると考えられています。
[参考]
サントリー健康食品
http://www.suntory-kenko.com/
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グルコサミン/サントリーウエルネスOnline
http://www.suntory-kenko.com/supplement/main/43341/
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