日本の教育システムは、多くの子どもたちに、質の高い内容を一律に教育できるものとして諸外国から参考にされてきました。しかし授業時間数の削減などから学力低下が議論され、これからの教育のあり方が検討されているとき、2004年12月OECDの実施するPISA調査の結果が発表されました。日本が順位を落としたことが大きく報道されましたので、順位に関心がいきがちですが、重要なのはむしろ、そこで明らかになった日本の子どもたちの課題です。「自分の意見を持ち、それを論理立てて説得力ある形で述べることが苦手である」ことや、「自由記述の問題になると、手をつけない子どもたちが多い」という点です。そして今、国際的に通用する力を身につけるためにも、この問題点の克服のためにも欧米の教育からも学ぼうとしています。