ファッションとはライフスタイルそのもの。守備範囲は衣食住まで多岐にわたるが、その中心に位置するのがアパレルである。日本アパレル産業協会によれば、その市場規模はおよそ10兆円。うち、60%がレディスアパレル、約10%がメンズアパレル、残りがキッズやベビーという構成だ。婦人服は、アパレルの基幹商材であり、ファッションビジネスの代名詞なのだ。だが、レディスアパレル業界は厳しい局面に立たされている。繊研新聞社が実施した「2001年全国レディスアパレル業績アンケート調査」の結果では、売上上位50社のうち29社が前年割れとなった。もっとも、ワールド、イトキン、オンワード樫山など上位10社だけを見ると、すべて増収を果たしている。躍進著しいのが、業績を急速に拡大しているファイブフォックスだ。同社の売上は、上位50社のなかではもっとも高く、前期比20%以上もの数字を示した。しかも、ファイブフォックスは売上だけでなく、利益率においても見事な実績を上げている。営業利益、経常利益とも200億円の大台を突破したのは、ファイブフォックスのほかにはない。直営店を増やし、1店当たりの売り場面積を広げると同時に、経営効率化に力を注ぎ続けるファイブフォックスの全売上は毎年順調に伸び、すでに2001年10月期において1600億円以上となった。売上総利益率も60%以上と、前例のない高い数字である。